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83歳の女子高生球児 (ゆうゆうBOOKS) 著者のチエさんは83歳。
私の父母よりも早い生まれです。
小学生の年代は戦争中でした。勉強するよりも、お国のために働いたり訓練したりすることの方が多かったのでしょう。勉強は、高等小学校を卒業しておしまいです。
私の父がよく言っていました。「兄は高等小学校を卒業して働いているのに自分が学校行きたいなんて言えなかった。」
母のことを父が言ったことがありました。「女の人は義務教育が終わったら働きに出たんだ。」
チエさんは、旦那さんと永別されてから、満足できなかった学校教育を受けようと、76歳で夜間中学校に入学され、さらに80歳の年に定時制高校に入学します。そして、おそらくこの春、無事卒業を迎えられるのだと思います。
定時制高校3年生の秋に、担任の先生であり野球部の顧問である先生から、野球部に誘われます。
全国大会を目指す野球部に、チエさんの存在が必要なのだというのです。
試合に勝つためには、技術や強さだけではない、別の何かがいるのだろうなあと、思いました。
練習をしていて、ぶつかりそうになった時に、83歳の、自分にとってはおばあちゃんのような人がそばにいたら、けんかなんてできないでしょう。それより、けんかの雰囲気だって生まれないでしょう。
試合でピンチの時に、伝令で出てこられて声をかけられたら、落ち着きを取り戻すこともできるでしょう。
あー、自分も誰かの、そんな存在になれたらいいなあ、と思います。
そして、チエさんのように、何歳になっても、自分の好奇心があることに向かっていけるといいなあ。
〇十歳になったからとか、家族がいるからとか、給料が下がったからとか、自分で自分に制限を設ける必要はないな、と思いました。
チエさんの目を通して、定時制高校の様子が少しだけわかります。
そこには、いろいろな生徒がいて、そんな生徒を受け止めてくれる先生がいました。
水谷修先生の『
夜回り先生 』を思い出しました。
83歳の女子高生球児 (ゆうゆうBOOKS) 
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